高速艇で渡るしかない沖の離島の防波堤は男の夢とロマンを満たす釣りパラダイス!!

泳がせ釣り

漁師さん達の避難港にもなっているような離島の防波堤には本当に夢とロマンがたくさんありすぎて困ってしまいます。

凡そ狙えないようなターゲットを探すぐらいの豊富な魚種が狙えますし、しかもとてつもないモンスター級の大物が狙えます。

デカバンの尾長グレやイシダイ、マダイなどはごく普通に狙えますし、
防波堤からのオフショアジギングでもヒラマサ、カンパチ、ブリ、シイラはもちろん、ヒラスズキやイソマグロやカツオ、ヨコワ(クロマグロの幼魚)が釣れたりするのですから、驚きを隠せません。

更に、底モノ釣り師の憧れのこの魚も狙うことが出来ます。

クエ(アラ)です。

それなりのタックルやエサも必要となりますが、決して安くない船賃を払ってまで渡るのですから、近郊の防波堤ではまず狙えないターゲットを狙うことが選択肢の大本命だと思います。

近郊の防波堤でも狙えるクロダイやスズキ、メバル・・などという魚のことはこの際忘れましょう!!

ヒラメやマダイ・・・などという船釣りやタイラバ釣りでは簡単に釣れるターゲットもこの際オミットしてもいいはずです。

普段絶対に狙えない釣り好き・釣りバカならば夢にまで見た大物を狙うことも可能です。

しかも、普段近郊のスレた魚を相手に切磋琢磨している釣り好きや釣りバカにとっては、タックルとエサさえ揃っていれば、こうした大物を釣り上げることは決して難しいことではありません。

近郊の防波堤で釣ることはそれほど難易度が高いのです。

最も重要なことは情報収集です。

釣り仲間、釣具店の方、船長からリアルタイムに釣れている魚種と釣り方、タックル、仕掛けを詳細に聞き出すことが一番大切です。

クエを狙う!!などというターゲットを絞った釣りでは、ベストシーズンを狙って渡ることも重要です。

おススメの釣り方は3パターンあります。

1 尾長グレや口太をメインにしたウキフカセ

2 何が釣れるか分らない楽しみ満載のオフショアジギングやソルトルアー

3 ここまで来てそんな釣りをする??!!と呆れられる穴釣り(爆)

まずは尾長グレや口太をメインにしたウキフカセですが、
50センチオーバーも夢ではありませんし、イサキやマダイ、イシダイまでもがハリに掛かることは決して珍しいことではありません。

決してお安くないがまかつの竿やシマノのステラなどのスペックを存分に味わうことが出来ます。

★かまかつの磯竿★

★シマノ ステラ★

時間帯や潮によってはまさに大物が入れ食いになることがあります。

魚影が濃い場所で竿を出すと憧れの魚がありきたりな魚に思えるほどガンガン釣れます。

尾長グレの1キロ程度のものはクーラーに入らず、即リリースせねばならないほど釣れることもあります。

こういう入れ食いポイントでこそ、リールのドラッグ性能を試したり、ロッドのスペックが理解できます。

近郊の防波堤のように釣れた魚をクーラーに次々に入れますと、イグロの大型クーラーですら男二人でも抱えられぬほど大量の魚が釣れることがあります。^^;

近所や職場で配って廻らないといけないほど釣れますが、自宅の食卓を賑わす程度の数量で十分ではないでしょうか?

乱獲は次の機会の楽しみを奪いますし、いつまでもパラダイスであって欲しいのであれば、キープする魚の数量は予め自分で決めておいたほうが良いと思います。

次に、オフショアジギングやソルトルアーの釣り方ですが、普段近郊で狙うシーバスなどとは格段の差があります。

何が回遊しているのかは正直分りません!!

20キロを超えるようなヒラマサ、カンパチ・・・はもちろんのこと、5号のPEライン、12号のリーダーが瞬時に飛んでしまうようなモンスターがウヨウヨ・・・・と泳ぎまわっています。

私も一瞬にしてでラインブレイク、ルアーロストの連発で悔しい思いをしたことがしばしばあります。

おかっぱりから釣る最強のタックルでも、相応の腕と経験がなければ、実際に獲れるかどうか分りません。

沖縄以南の海域や海外でモンスター級のGTなどを何度も釣った経験のある方であればヤツラと対峙することができるのかもしれませんが、得体の知れぬモンスターがウヨウヨと回遊しています。

こういうパラダイスのような釣り場では、逆に欲張らずに、10キロ以下のヒラマサやカンパチ、シマアジ・・・などに狙いを定めて、とてつもないモンスターにラインブレイクを強いられても、それはそれですぐに諦めることも重要です。

何でも釣りたい!!と欲張ると、すべてバラして何も釣れないことが多々あります。

無意味にラインを太くしたり、リーダーを太くしてもルアーが泳がなかったり、飛ばなかったり、ルアーのスペックを引き出せないことが多々あります。

ソルトルアーでは、間違いなく頂点の釣り方の一つだとも思えます。

周囲は岩礁や障害物でしかも浅く、ショアジギングやトローリングよりも、難易度は格段高い釣りだと思えます。

魚をフッキングさせたら獲れる確率が高い船からの釣りとは、まるで別次元です。

フッキングさせることはたいてい出来ますが、多くの場合姿も見れずに根に潜られたり、ラインブレイクしてしまいます。 ^^;

強靭なタックルと完璧なラインシステムが組めなければ、手も足も出ません。

ルアーばかりがなくなり、魚が恐ろしくも憎たらしくなる釣りでもあります。

さて、最後に余談ですし、参考になるかどうかも分りませんが、こんなところまで来てそんな釣り方をするか?と多くの釣り人から呆れられ、嘲笑される可能性がある穴釣りについてです。

私は個人的にはハタ科の魚が好きなので、最初からこういう離島の防波堤に穴釣り目当てで釣行することがあります。

ライバルは不在です!! ^^;

他の釣り人がフカセでやルアーで大物と対峙しているのを見向きもせずに、ひたすら用意した塩サンマの切り身をハリにつけて、テトラと防波堤の壁際を狙って廻るんです。

ロッドは船釣り用の100号以上の短竿で、リールはミチイト15号を巻いた船釣り用のベイトリールです。

ハリスは7~8号を使い中通しオモリの5~10号を数持って行きます。

狙うはこの方々。

40~50センチのアコウ、タカバ(マハタ)、アラの子(クエの幼魚)、アオナ(キアラ)・・・などというハタ科の仲間です。

もちろん30センチを超えるカサゴなどもたくさん混じります。

近郊の外洋に面した防波堤にもいないことはないのですが、魚影の濃さがまるで違います。

しかもライバル不在ですから、青空天上で入れ食いです。

中にはとんでもない大物もいて、7~8号のハリスを瞬時に切って逃げる得体の知れぬ魚もいます。

ハリを外す気にもなれない嬉しくない外道もいます。

しかしこれも普段は行くことが出来ない離島の防波堤ならではの外道です。

夢とロマンが溢れる渡船でしか行くことが出来ない離島の防波堤ですが、注意していただきたいこともあります。

過去には、船が転覆して船長と釣り客が亡くなる事故も何度も起きています。

海上の波の高さが2・5メートル以上であれば、もちろん船は出ませんが、その日のうちに海が荒れるような場合や波が高くなるときは釣りは諦めたほうが無難です。

命に代えてまで釣るべき魚など、この世にはいませんし、万が一のことがあれば悲しむ方々もいます。

私は、波の高さが1・5メートル以下が明日も続くような時にしか、これまで乗ったことはありません。

おかげで命拾いしています。

会社に勤めていれば、休日がなかなか千歳一遇のチャンスには巡り遭うことは少ないのですが、無理をしないことをおススメします。

気分を切り替えて、近くの防波堤でサビキ釣りをするのも一興です。

道具を買い込んだから行きたい!!

釣り仲間と約束したから行かねばならない!!

そのような気持ちはよ~く理解できますが、
あなたがもしも釣りグループのリーダーであれば、無理をしてはダメです!!

仲間に万が一のことがあれば、
リーダーとしては失格ですし、
その方のご家族や親族から恨みを買うハメにもなることも考えるべきです。

私の釣り仲間に、違う磯にそれぞれ渡り、
一人が磯に釣具を残したまま行方不明となり、
とうとう発見されずに捜査は打ち切りとなり
釣りをしなくなった方がいます。

仲間を危険な目に合わせないような釣行計画を立てることが何より大切です。

後々のことを考えて無理をしないで末永く海釣りを楽しんでいただきたいと思います。

海や魚は逃げやしません。

今回がダメでも、次回があります。
今年がダメでも、来年があります。

くれぐれも無理は禁物です。

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