「釣りはフナに始まりフナに終わる」と言う格言はまったく当てはまらず、私の釣りは小学校に上がる前からキスをお粗末極まりない3~4本継ぎののべ竿で釣ることから始まりました。
海辺で祖父母に育てられた私は、近所の年上の兄ちゃん達に連れられて夏は腰まで浸かって、キスを釣っていました。
それが、案外良く釣れたんです。
お粗末な道具。
自分で採ったエサでキスを釣っては、海岸線ギリギリのところに穴を掘り、海水が溜まる様にして活かしていました。
でも、釣りに夢中になり、時間が経つとキスは穴から逃げ出して、1匹もいませんでした!!(涙)
そこで初めて、潮の干満を体に叩き込んだ記憶があります。^^;
せっかく釣ったキスが1匹もいないことに愕然とした記憶があるのですが、それで気が滅入るような遊びでもなかったのです。
リールがなくても、お粗末極まりない3~4本継ぎののべ竿でいろいろな魚を狙いました。
結構いろいろな魚が釣れたものです。
あれから恐らくは50年以上経ちますが、
今改めて思うことはリールやガイド付きの竿がなくても、
ソコソコ魚が釣れるということです。
しかも、子供の頃はどんな魚でも釣れるのが嬉しかった!!
今は当時のボロ竿など売っているところもありませんが、値段や性能はともかく渓流竿などで防波堤を釣り歩くのも面白いものです。
小学校の頃、安価なグラスロッドの渓流竿で防波堤からいろいろな魚を狙いました。
竿と言えばこれしかありませんでした。 ^^;
ですが、これしか道具がないとなれば、人はいろいろと工夫するものです。
道具が有り過ぎると、この魚にはこの道具!とばかり固定観念が固まりますが、道具がなけりゃ固定観念は無視されます。
小物釣りに限らず、「●●を釣るときはこういう道具でなければ釣れない」などという発想は持たないほうが良いと思います。
セロシーリングにはなかなか立てませんが、渓流竿1本だけでどれほどまでの魚が釣れるのか?を試すのもなかなか面白いはずです。
夏場にハリが海底に根掛かりすると、水中メガネを掛けて、ハリを外しに潜っていました。
子供の頃は釣りバリを買えるほどの小遣いもありませんでしたから、ハリ1本でも大事でした。
随分以前中国での釣りの記事を読んだ時に、広大な土地に釣具屋さんが少なくて、やはり根掛かりすると、潜ってハリを外すことが中国では普通だったようです。
今は根掛かりしても潜って外すような釣り人はいませんし、ソンナコトしていたら周りにも迷惑が掛かります。(苦笑)
ウキを失くして、海岸に落ちている小枝をゴム管に刺して魚を釣ったこともありました。
あると便利だが、無くても魚が釣れるモノは考えるといくらでもあります。
でも、文明の利器は凄い!!
お粗末極まりない3~4本継ぎののべ竿から、振り出し式のグラスの渓流竿を手にした時は凄く感動しましたが、今は渓流竿も3段階式のズームなんて当たり前になっています。
こんな渓流竿1本で防波堤を探り釣りするのも何だか楽しそうです。
クロダイ、メバル、ウミタナゴ、アイナメ、クジメ・・・などを渓流竿で狙うのも風情がありませんか?
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