釣りの腕前を上げるには、
百を語るより一番の近道が「釣れる場所で釣ること」に
尽きると私は思っています。
大物にハリスを切られたり、
自分の不注意から竿先にミチイトが絡んで、
イトが出ないために竿先をへし折られたり、
「大物を釣ったら必ずハリスを交換すること」がいかに重要であるかは、
数稽古をしたことがない釣り人にどれだけ口で言っても、
いくらそれらしい本を読んだとしても、
ほとんど効き目がないと私は思うのです。
50年以上の釣り歴から言えることは、
釣りが上手な方は、
季節季節の狙うターゲットとなる魚が
居る場所を熟知していると言うこと。
このブログで何度も言いますが、釣りの格言で一番重要なものは
「1場所、2エサ、3仕掛け」だと思うのです。
腕とタックルは釣れる場所では、
残念ながらあまり重要でもないんだね、これが。
釣れる場所に行きさえすれば、
50センチ程度のクロダイは、
「2000円以下の今にも壊れそうなスピニングリール付きのコンパクトロッドでも釣れる!!」
と言うと、怒る釣り人がいるかもしれないが、
私の経験上、そうなのだから、
仕方ないのです。
ほとんどの釣り人が釣れない場所で、
私だけ入れ食いと言うような経験も何度もしたし、
その都度私の周囲に集まる釣り人が多くいたが、
恐らくは何も学べなかったはず。
仕掛けを見ただけで、
すべてを判断できる釣り人は
そんなにいないはず。
なぜ、そのハリを使うのか?
なぜ、そのガン玉の大きさで、その位置なのか?
なぜ、そのエサなのか?
を把握できる釣り人は残念ながら、
100人に一人もいないはず。
真似ることは重要だが、
数稽古をしないでのモノマネが通用するときと、
まるで通用しないときがあるんです。
切れ波止は、信じられないぐらいに
魚が釣れる道場みたいな場所なので、
そこへ渡って、数稽古を重ねると、
辛酸を舐めることもあるのですが、
新たな発見がたくさんあるはず。
私は昔よく通っていた切れ波止で、
貴重な体験を幾つもしました。
画像がないのが残念ですが、
当時はデジカメもパソコンも普及してなく、
携帯電話すらない時代でした。
2月の冬の夜に切れ波止に渡り、
カラス貝の層の下付近の比較的浅いタナで、
35センチオーバーのアイナメを立て続けに二桁釣ったときは、さすがに驚きました。
それまでは夜釣りでアイナメを釣ったことが
なかったし、大型のアイナメが連発で入れ食いなどと
言うこともなったのです。
ですが、私の50年以上の釣り歴の中で、
この出来事は最初で最後でした。
これ以降、夜にアイナメが釣れたこともないし、
35センチオーバーのアイナメが入れ食いになったこともない。
その切れ波止では、
25~30センチ程度ののサンバソウの入れ食いも経験したし、
40センチオーバーのマハタも何度も釣れたし、
一晩(3時間程度)で100匹を超す「メバルの爆釣」も何度も経験しました。
その当時から今でもよく使うのがコスパに優れたニッシンの竿。
おススメは3・6~4・2メートルのズームタイプ。
別にこれを薦めたいわけではありません。
参考程度にしてくだされば良いだけです。
![]() 1位
|
![]() |
|
![]() 2位
|
![]() |
|
![]() 3位
|
![]() |
|
4位
|
![]() |
|
あなたも切れ波止に渡ると、
クーラーも、
ストリンガーさえも、
そのうち持って行かなくなります。
・・・・きっと!!!!
釣れた魚を片っ端から、
反対側にリリースするだけの
「釣るだけの釣り人」になるはずです。
1キロ~2キロのクロダイを
30~40枚も入れるクーラーもないはずですし、
もしもそれを自宅に持って帰っても、
喜ぶような家人はいないはずです。^^;
それをしたために、クロダイは妻から「お持ちかえり禁止魚」のレッテルを貼られ、
二度と自宅に持って帰ることがなくなった釣り人が
この記事を書いています。^^;
今振り返ると、
切れ波止に渡るようになってから、
魚の魚拓も、とることがなくなりました。^^;
コメント