漁師さんが「秋に旨い!」と絶賛する魚を挙げて見ると、順不同で以下の様な魚が挙げられます。
・ヒラメ
・マダイ
・アジ
・サバ
・タチウオ
・サワラ
・マナガツオ
・ハモ
・クエ
・ハゼ
・・・などなど。
人によって、地域によって、時期によって選ぶスケールは違いますが、私はマナガツオ以外は防波堤から釣ったことがある魚ばかりです。
(※クエは防波堤からでは45センチ程度の大きさですが、船釣りでは●●キロのクエが釣れたことがあります。)
今回焦点を当てたいのがサワラです。
しかも、特大のサワラです。
サワラの人気そのものは西高東低で、特に瀬戸内近辺では「刺身はサワラにトドメを刺す!」と言われるほど評価の高い魚なのですが、関東以北ではそれほど人気がないのが残念な魚の一つです。
地方によって、釣り個人によって、本当に珍重する魚が違うことには度々驚かされます。
(このことにつきましては詳しく書くと長くなりますので、いつか後述したいと思い、ここでは割愛させていただくことに致します。)
サワラを防波堤から狙いますと、たいていは50センチぐらいの俗に言うサゴシがほとんどです。
ルアーでも、エサ釣りでもお手軽に狙える魚の一つですが、残念ながら食味はイマイチどころか、かなり工夫がいる魚です。^^;
サワラは大きくなるほど、旨い魚です。
中には1メートルオーバーで10キロを超えるような大物もいますが、一般市場に流通することも少なく、釣り人もなかなかお目にかかれない魚でもあるのです。
さすがに、このクラスのサワラは絶品です。
「50センチ程度のサゴシとはまるで別次元の魚である!!」と断言できます。
実はサワラの成長スピードは驚くほど早く、1年で40センチ、2年で70センチ前後、3年で80センチを超えると言われています。
防波堤からルアーやエサ釣りで良く釣れる50センチ前後のサゴシは、決して小さい魚ではないのですが、当歳魚あるいはそれに近い魚のです。^^;
なので、刺身を造っても、脂もまるで乗っていなくて、バサバサした食感で旨みを感じないのです。
ところが、1メートルに迫るサワラは釣り味もさることながら、刺身や焼いて食べると絶品です。
冗談抜きで、マグロのトロのような甘みと旨味が口に広がります。
同じようにして魚を釣るのであれば、「旨い時期に旨い魚を狙う」と言う楽しみ方も釣りの一つの選択肢です。
次回はこのような大型のごく旨のサワラの狙い方について書いてみたいと思います。
是非ともチャレンジして、経験したことがない旨さを味わっていただきたいと思います。
「釣るよりも買ってでも食べたい!」と言う方はこちらがおススメ。^^;
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