晩夏から秋口になりますと、アジゴなどのベイトフィッシュを追って、湾奥にまでサワラ(正確にはサワラの幼魚)やタチウオが入ってきます。
この代表的なフィッシュイーターを仕留めるための有効な仕掛けとタックルを今回ご紹介します。
毎度、図が下手ですみません!!(汗!)
私はサワラを釣る時も、タチウオを釣る時も、何も考えずに磯竿を使っていましたが、これが良くないのです!!
おそらく99%の釣り人は磯竿を使います。
なぜか?
みんなが使っているからです。(苦笑)
ところが、磯竿はガイドの数も多く、穂先も柔らかく、ミチイトが穂先にからんだりトラブルが多いにもかかわらず磯竿を使います。
まずはここに疑問を持ちました。
磯竿を使う理由があるのか?と。
何もないのです。
使う理由がなく、みんなが使っているだけです。
どちらも、移動ウキ仕掛けで釣るのであれば、極論を言うなればガイド数が少なくて、ガイドが大きな竿の方がトラブルが少ないのではないか?と。
で、私はあえて投げ竿の20号~30号負荷のモノを使いました。
磯竿よりも断然使い勝手が良いのです。
バスロットも使ってみました。
磯竿よりも使い易いです。
結局、サワラやタチウオを釣るのに磯竿など使う必要性は0%であることが分りました。
上の図にあるように昼間はサワラ、暗くなってタチウオを狙う場合ですが、エサは刺身用のキビナゴが一般的です。
サワラを狙うときはブラックバス用の軸の長いハリを使います。
![]() オッズ(ODZ) odz レッドマジックフック #1/0【釣具のポイント】 |
100%安全ではありませんが、このような軸の長いハリを使うことでハリスが切られる危険性を軽減させてくれます。
昼間にワイヤーハリスを使うと、明らかに釣果が落ちます。
このようなハリを使ってフロロカーボン系だろうとナイロン系だろうと、どちらでもかまいませんのでハリスはワイヤーを使わないことでサワラの釣果は上がります。
次に日が暮れますと、いよいよタチウオの登場ですが、オモリより下のハリスの部分を交換するだけでタチウオが狙えます。
夜になりますので、ハリスはワイヤーを使っても構いませんし、ハリの上5センチぐらいのところにケミホタルなどの発光剤を使うのも釣るためのポイントです。
タックルやウキなどはサワラ釣りと同じですが、タチウオを確実に釣り上げるポイントは「アワセの遅さ」にあります。
ウキが沈んで見えなくなっても、ここであアワセてはいけません。
竿先をもって行くぐらいまで待つことがこの釣りのキモです。
ここを理解していないと、アタリがあってもほとんど釣れません。
長い時間アタリがないときにウキが沈むと、竿をあおってアワセたくなるのが釣り人心理ですが、
竿先に引きを感じるまではアワセてはいけません。
竿を手にとって、引いている感じがするときにアワセを入れてちょうど良いぐらいです。
ここさえ間違えなければ、タチウオが釣れますが、ここを間違うと釣れません。
ルアー釣りとはまるで違います。
エサ釣りのタチウオは、有り得ないほどの遅アワセに徹することが必要です。
以上のことをすることで、サワラ~タチウオのリレー釣りが楽しめます。
1パック200円以下のキビナゴのエサで、かなり楽しめます。
湾奥にサワラがジャンプしているのを見かけたら、是非ともお試し下さい。
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