改造したスーパーカブで登場する地元の爺ちゃんは凄腕釣り師だらけ

社会問題

あなたが良く行く釣り場に釣り用に改造したスーパーカブに乗ってくる爺ちゃんがいませんか?

こんなスーパーカブに乗って、どこからともなく現れる爺ちゃんです。 ^^;

スーパーカブの随所には、技術立国ニッポンを支えてきたクラフトマンシップを感じてしまうことも多々あります。

随所に各自の工夫が散見され、思わず唸ってしまうものです!!   ^^;

更にそのスーパーカブに乗ってくる爺ちゃんの釣りの腕前の凄いこと凄いこと!!(驚!!)

私は若い頃から、こういう名もない地元の爺ちゃんと仲良くなって釣りを教えていただいてきました。

能書を言わなくても、釣具や仕掛けや動作に長い釣り歴が刻み込まれているものです。

随分昔のことなのですが、私がクロダイを狙っているところにスーパーカブで登場した爺ちゃんが、ヘラブナ用の竿を出してパン粉をビニールの水汲みバケツに入れてマキエをしている。

何を狙っているのだろうと、ノコノコと近づいて行ってその爺ちゃんの動作をずっと見ていると、サヨリ釣り用の連玉仕掛けを改造してあり、古びた木製のエサ箱にはイシゴカイが入っていました。

自分で採ってきたイシゴカイなんだそうです。

イシゴカイをハリに刺して、10秒も経たないうちに25センチぐらいのクロを釣り上げたかと思うと、パン粉を撒きながら次々に同じぐらいのサイズのクロを入れ食い状態で次々と釣り上げて、30分もしないうちに中型クラーから溢れるほどの数を釣り上げて、スーパーカブに乗っていなくなったのです。

・・・・!!??

数ヵ月後にその同じスーパーカブに乗ってくる爺ちゃんと別の場所でお会いすると、やはりイシゴカイのエサで今度は昔ながらの重そうなグラスロッドの磯竿に、昔ながらのスピニングリールを付けたタックルで、ウミタナゴとアイナメを次々に釣って、とっとと帰りました。

・・・・!!??

その半年後にお会いしたのはまったく別の場所の船溜まり。

改造していたスーパーカブで、例の爺ちゃんが着ていることがすぐに分りました。

挨拶をして「何が釣れるんですか?」と私が尋ねると、爺ちゃんはニコリとしてロープのほうを指差すだけ!!

船を係留するピットにロープが巻いてあり、
その先にストリンガーのフックが付いているんですが、80センチオーバーのスズキが6匹掛かっているのを見て私は驚きました!!
中には1メートルぐらいあるのでは?と思えるほどの大型のものも泳いでいました。

その爺ちゃんは「なかなか型のいいセイゴやろっ!?」と、一言。

セイゴじゃなくて立派なスズキやろう???とも思いましたが、余計なことを口にするのは失礼ですから、沈黙を守り通しました。

そうしているうちにエサのアジゴを付け替えて、私のそばでもう1匹大きなスズキを追加しました。

釣れたスズキよりも、ハリ掛かりしてからタモに入れるまでの落ち着き払った動作に私は驚嘆したものです。

挙句の果てには、「あんたこのセイゴたち、いらんね?」と言うのです。

セイゴやない!だろう!と思いつつも、車に大きなクーラーを積んでいなかったので、丁重にお断りすると、
何のためらいもなく1メートル近いスズキを含めてすべてリリースして、スーパーカブに乗って帰って行ってしまいました。

・・・・!!??

4度目にお会いした時は、BMウキのような形をしたウキで水深10メートル近くの埠頭から何かを狙っているときでした。

ヘラブナのような段差のある2本バリ仕掛けで、なんとキスとヒイラギを次々に釣り上げているんです。

これまた入れ食い!!

このスーパーカブに乗った爺ちゃんが一貫しているのが、いつもニコニコ、ニンマリと楽しそうに釣りをしていることだったんです。

何度もお会いするので、会釈すると、
「あんたも好きみたいやなっ!!」と一言。

このスーパーカブに乗った爺ちゃんの真似をして後日同じポイントで同じ釣り方をすることで、私の引き出しもたくさん増えました。 ^^;

クルマでは到底入れぬところでも、スーパーカブでいきなり登場し、お目当ての魚をあっという間に釣り上げて、気が付くと既にいなくなっている地元の凄腕釣り師の爺ちゃん達。

四季おりおりの釣れる魚をスーパーカブに乗って釣糸を垂れる凄腕爺ちゃんの仲間入りをするには、私はまだまだ未熟です。

その前にこちらを手に入れないことには仲間入りができません。

機動性抜群で、渋滞も難なく目的地の釣り場に向かえる近場釣り師のマストアイテムではないでしょうか?

目下の目標はスーパーカブに乗って、疾風のように現れて、阿修羅のように短時間で四季の魚を釣り、疾風のように去っていくスーパー爺ちゃんに近づくことです。

ですが、私のキャラでは、1メートルぐらいのスズキを見ても、顔色一つ変えずに「型のいいセイゴやね!」と言うとアルコール依存型の●呆性老人と間違えられるフシもある。 ^^;

凄腕爺ちゃんになれる道のりは遠いかも??

バイクで釣りをする売れ筋商品を参考にされてください。

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