大型ロックフィッシュを釣るためのリールやロッドについて書きました。
今回は肝心であるラインについて書きます。
改めてラインについて言及したのはルアー釣りとエサ釣りでのラインの区別をしたいからなのです。
実を申しますと、PEラインを使わずに済むのであれば、私はリールに巻くミチイト(ライン)はナイロンのほうが好きですし、使いやすいと思っています。
ですが、「PEラインでないとロッドアクションによるルアーの動かし方がまるで役に立たない!」と言う弊害もあります。
エサ釣りの場合ですと、ナイロンのラインの4号~5号ぐらいをリールに巻くことをおススメします。
(60センチを超える大型ロックフィッシュが狙えそうな場所では6号以上でも構いません。)
ルアーで狙うときはPEラインの1・5~2号ぐらいが適当だと思います。
但し、PEラインは根掛かりしやすく、摩擦にも弱いし、雨が降るとロッドに張り付くなどのデメリットは十分考慮しておくべきです。
中層から表層を狙うようなルアーフィッシングではPEラインのデメリットはそれほど感じませんが、基本的に岩礁帯を狙うこの釣りでは、牡蛎ガラやフジツボなどでさえすぐにPEラインは絡みます。
強い分ひっっぱると、ルアーごとロストです!!
(短気な私はそれがイヤで、あえてルアー釣りでもナイロンを使うこともあります)
理想的にはエサ釣りの竿を2~3本投げ込んでおいて、1本は手持ちでルアー釣りをすると言うのが良い狙い方だと思いますが、1本のロッドならばスプールにはPEラインを巻いたリールとナイロンを巻いたリールの二つが最低いることになります。
ルアー釣りとエサ釣りを交互にするケースです。
こういう時は替えスプールが標準装備されているこちらのリールがおススメです。
私は正直このクラスのお値段のスピニングリールで十分だと思っています。^^;
深いほうのスプールにナイロンを巻いて、浅いスプールにPEラインを巻きましょう!
(逆にするとPEライン代が高くつきます)
さて、ハリス(リーダー)ですが、基本的に根ザカナはハリスの太さをそれほど気にせずに食ってきますので、フロロカーボンでもナイロンハリスでも構いませんが、6号以上を使いたいものです。
超大型が釣れる可能性があるポイントでは、ミチイト10号でハリス8号などという組み合わせもおかしくはありません。
根ズレなどを考慮し、大型のロックフィッシュを根から一気に引きずり上げるには多少強引とも思えるラインでも構わないと思います。
相手は容赦なく根や穴に潜り込もうとしますから、エサを食ってからが釣れる釣れないの分水嶺ですし、かけ引きなのです。
太いラインで釣れるのでしたら、なるべく太いラインを使うべきです。
実際に釣り上げて何ぼの釣りです。
「今のは大きかった!」などと言いつつラインブレイクしたのでは、口にハリが刺さったままの魚も大迷惑です。
綺麗事抜きで、少ないチャンスで、ハリに掛かったターゲットは、
万難を排して釣り上げる工夫をするのが釣り人としてあるべき姿だと思います。
引き味を楽しむ釣りであれば、夜に渓流竿にウキでもつけて
アジでも釣ればよろしい!!
大型ロックフィッシュは「捕獲するための釣り」に似たところがあります。
アタリがあったら、問答無用でリールをゴリゴリ巻いて、相手を海底から引き離すことが最優先です。
あなたが考えている最強のラインシステムを難なく切って逃げる大物と遭遇すると、もはや釣りではなくて、狩猟気分になります。
コメント