夜の防波堤でクロダイをウキ釣りで釣る方法

ウキ釣り

防波堤釣りではとにかく人気が高いのがクロダイですが、釣る難易度が高いと言われている魚です。

つまり、なかなか釣れない魚だということです。

臆病で神経質だからなかなか釣れない!と云うのがクロダイに対する多くの釣り人の評価です。

ところがそう云われながらも、「夜釣りになると話は別!」というのもベテラン釣り師の中ではある意味常識です。

クロダイは夜釣りになると劇的に釣りやすくなる!!

私は初心者にクロダイ釣りを指導するときは、いきなりですが、夜釣りに誘うようにしています。^^;

もちろん、明るいうちから釣り場に入り、安全確認をしたり、仕掛け作りの指導をしたりしますし、大型のクロダイがハリに掛かったときのタモの掬い方や取り込み場所、ストリンガーの使い方などを指導します。

ウキ釣りの時も、初心者は夜釣りからスタートしたほうが釣れる確率が断然高いと思います。

更に、夜は昼間するウキフカセのようにマキエも使わずにお金も安く上がりますし、仕掛けも面倒な移動仕掛けではなく、シンプルな固定ウキ仕掛けで釣ることができます。

上のような固定ウキ仕掛けが夜釣りでの定石です。

固定ウキの弱点は、あまり深いタナを狙うことができないことなのですが、夜のクロダイは比較的浅いタナで餌を食べていることが多く、どうかすると水深50センチ~1メートルなどという極端に浅い場所でも大型のクロダイが釣れることがあります。

また、固定ウキ仕掛けの方が仕掛けがシンプルですから、根掛かりして切れたときでも、移動ウキ仕掛けと比べると仕掛けを作り直すのがそれほど苦にはなりません。
(マジで、夜釣りで移動ウキ仕掛けが切れて一から作り直すときは、釣りをやめて帰りたくなります。^^;)

エサは釣りの本などでは「2~3種類用意しよう!」などと簡単に書いていますが、そんなお金がかかるようなもったいないことはしなくても、太めのアオイソメが50グラムもあれば十分釣れます。

夜にウキ釣りでクロダイを狙う時のタックル

タックルですが、
・ロッドは、4・5メートル~5・3メートルの磯竿の1~2号
・リールはスピニングの2000~3000番でナイロンの3号を巻いているもの
というのが基準で、それほどこだわらなくても大丈夫です。

ただし、ビギナーが00号だとか0号以下のロッドを使って細いミチイトが巻いてあるリールを使うことはあまりお勧めしません。

取り込みに時間がかかり、周囲のクロダイを散らしますし、ハリスを切られる可能性も高くなるからです。

ハリスはできれば2・5号~3号を使うことをお勧めします。

夜のクロダイのウキ釣りでの釣る場所と釣り方

夜は基本的に障害物回りだとか防波堤の壁際(ヘチ)などを狙います。

ウキ下はその日によって違いますが、基本は2ヒロ(3メートル)ぐらいで、少し浅くしたり、少し深くしたりします。

ウキが沈んでもすぐに合わせずに、ウキが見えなくなるまで沈んで合わせてちょうど良いぐらいです。

40センチオーバーのクロダイになるとかなり引きますから、この時にドラックを緩めてミチイトを出さないといけません。

ただし、クロダイは空気を吸わせるとすぐに弱りますから、夜の海でも海面に浮かせてタモに誘導するように取り込みをすれば、大物でもラクに取り込めるようになります。

勝負を急いで、出すべきミチイトを出さずにゴリ巻きをしたり、海面に浮かんだクロダイを追い掛け回すように掬おうとすると、かえってバラすのがオチです。

ただ、これは口で言うのは簡単ですが、実際は数稽古するしかなかなかコツはつかめません。

気難しいと言われるクロダイも夜のウキ釣りは比較的釣りやすいので、チャレンジしてみてください。

40センチオーバーのクロダイが頻繁に釣れる場所でのタックル

私の経験上40センチオーバーのクロダイが頻繁に出るときは、タックルの工夫が必要です。

磯竿の4・5メートルの1号~2号を使って防波堤の際を流すときはスピニングリールよりも両軸リールのほうがクロダイを捌きやすいです。

その両軸リールでおすすめなのがこちらです。

理由は、両軸リールにしては珍しく替えスプールがあることです。

実際に両軸リールでも替えスプールがあるととても便利です。

次に磯竿の5・3メートルの1号~2号の磯竿を使う時ですが、スピニングリールはそれほどこだわらなくても良いのですが、出来れば替えスプルールが付いたこちらなどが汎用性が高くて良いと思います。

スピニングリールの3000番は、ルアーシーバスやタチウオ釣りやフラットフィッシュ、グルーパーゲームや春イカのエギングなどの用途が多く、こちらも替えスプールがついているのがおすすめの理由です。

こちらも参考にしてください。


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