夜が簡単なテナガダコの釣り方&捕り方

テナガダコ

日本全国でソーラス条約の影響で、主要な港湾の一番いいところが出入りできなくなったというのが「真実の事実」ではないでしょうか?

難しいことは抜きにして、ソーラス条約のおかげで、一番よく釣れる「埠頭の先端角地」が出入りできなくなって久しくなります。

で、このソーラス条約に批准している日本は、律儀に国際法に基づいて条約に書かれていることを履行したのです。

おかげで釣り場はなくなり、リーマンショックと相まって、釣り人が激減しました。

バブル期には日本国民の10人に1人は釣りをすると言われていた趣味の釣りも、景気が悪くなるし、釣れる釣り場に入れなくなることで、釣りをする人がどんどん減少しました。

釣りは、お金を使おうと思えばいくらでも使える趣味でもあるのです。

船釣りに目覚めた会社経営者が節税対策に驚くほどバカ高いクルーザーを購入したりすることは富裕層の間では知られていることです。

まわりくどくなりましたが、ソーラス条約で海釣りの色々なことが変わりました。

海釣り自体を辞めた方も多いのです。

ですが、釣り具メーカーの提案もあって、魚種別釣り方の細分化の見直しの契機となりました。

釣れなくなった2~3流のポイントで、いかにして魚を釣るのか?ということと、これまでクローズアップされてこなかった魚の見直しなどが行われました。

そのような状況の中で、釣りモノとして年々クローズアップされるのがこちらのテナガダコです。

その前に、テナガダコを買えばどれぐらいの値段がするのかも、知っておいた方が良いと思います。

ヘチ釣りで釣れたり、エギで釣れたり、はたまた食べてみて美味しいので、釣りはせずに網で捕獲する人がたくさんいたりする状況になっています。

昼間はあまり釣れないのですが、夜に簡単に釣れるのがテナガダコでもあるのです。

夜釣りでよく釣れるテナガダコの釣り方、タックル、仕掛け、美味しい食べ方などをご紹介します。

テナガダコの基本的な生態

日本近海で良く捕られて食べられるタコはおおむね4種類だと言われています。

それは、マダコ、イイダコ、テナガダコ、ミズダコなのですが、テナガダコは北海道から九州にかけて広く分布していますし、韓国沿岸や中国の山東省などにも生息しています。

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マダコやイイダコと比べますと、テナガダコはマイナーなタコの仲間でしたが、韓国でよく食べられることで、日本の韓国料理専門店などでもテナガダコを食べれるところが多くなりました。

テナガダコは砂泥地を好み、昼間は海底の穴の中に入って手を1本だけ出してエサを捕獲するのですが、夜になると穴から出てきて活発にエサを探して回ります。

なので、夜釣りが断然有利なことはお分かりいただけるはずです。

テナガダコが良く釣れるのは晩秋から春先のGWや梅雨時期ぐらいまでで、夏場はほとんど姿を消します。

また地方によっては、隔年でよく釣れたり、釣れなかったりするケースが多いのも特徴ですし、マダコの様に真水を嫌うということもなく、河口区域にも結構繁殖しています。

テナガダコの基本的な釣り方

テナガダコの釣り方は概ね次の通りです。

1 アオイソメをエサにした投げ釣り
2 アオイソメをエサにしたヘチ釣りあるいは脈釣り
3 エギを使った釣り

しかし、投げ釣りやヘチ釣りなどはテナガダコを狙って釣るというよりは、クロダイや根魚を狙っていたら、テナガダコがやたらとハリに掛かって釣れたというケースがほとんどです。

真剣にテナガダコを狙いたいときは、タコエギを使った釣り方が一番数も型も揃います。

タコエギは誰もが口をそろえるイチオシアイテムがあります。

そのタコエギはヨーヅリ タコやん 2.5号です。

おすすめのタコエギはヨーヅリ タコやん 2.5号

おすすめのタコエギは、ヨーヅリ タコやん 2.5号です。

カラーリングがいろいろありますが、ピンク系がお薦めです。

デュエル ヨーヅリ STイイやん 鉛付 6号 SKE(サクラエビ)

こちらのデュエル ヨーヅリ STイイやん 鉛付 6号 SKE(サクラエビ)もテナガダコ釣りでは、実績があるエギです。

テナガダコ釣りのタックルと釣り方

テナガダコを釣るときのタックルは改めて買うのはもったいないです。

タックルは、なるべく手持ちのタックルを使うようにしましょう。

竿の長さは2~3メートルぐらいで、前述したエギを付けて約1キロぐらいのテナガダコがハリに掛かっても、ブリ上げられるぐらいの強度がある竿でしたら、全く問題ありません。(テナガダコの1キロなどと云うのはほとんどいません)

コンパクトロッド、ルアーロッド、船竿、磯竿の2号以上などなど。

リールは、ベイトリールでもスピニングリールでも構いません。

テナガダコの釣り方

釣り方の基本は、防波堤や埠頭のヘチの海底にエギを沈めて、竿先でエギを躍らせて誘う釣り方をしますので、リールの種類もこだわる必要がありません。

リールに巻くラインやリーダーは、ともにナイロンの3号以上が良いです。

大型のマダコを狙うような本格的なオクトパッシングゲームのタックルは不要です。

もちろん、オクトパッシングゲームのタックルをお持ちの方は使ってください。

数釣りを目指すのであれば、ドンドン釣り歩いてください。

また、同じ場所に固まっていることもあるので、釣れた場所を再度狙うことも重要ポイントです。

アワセは力を入れずに軽く合わせましょう!

テナガダコは身が柔らかく、足も細いため千切れることが多々あります。

テナガダコを網で掬う

実はテナガダコを網ですくう方法が一番簡単です。

夜の漁港などを歩いていると、テナガダコが頻繁に泳ぎ回っている時があります。

そういう時は目の細かい網で掬うと確実に獲れます。

目の細かいタモ網は、円錐ウキが根掛かりで切れたときやワタリガニを掬ったり、表層を泳ぐベイトフィッシュを掬ってエサにするときなどに役に立ちますので、持っていたほうが絶対に良いと思います。

まとめ

テナガタコは釣るにも掬うにも余り難しく考える必要はありません。

但し、年によって大量発生し簡単に釣れる年と、狙ってもサッパリいない年もあります。

また食べ方ですが、茹蛸、刺身、タコめし、煮物などで美味しく召し上がれます。

近年私は、すき焼きのたれで煮込んで食べています。

なかなか美味しいですよ~!

お手軽に釣れて、調理も簡単で美味しく食べれるテナガダコ釣りにチャレンジしてみませんか?

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