夕方からの半夜釣りのおすすめ~夜釣りのメリット・デメリット

夜釣り

釣り歴が55年以上になる私は、直近15年ぐらいは夕方からの半夜釣りが9割以上を占めています。

理由はいくつか挙げられますが、特に5月から11月ぐらいの夕方からの半夜釣りは、散歩がてら・夕涼みがてらの竿出しが楽しめます。

その理由はいろいろあるのですが、

・ソーラス条約やウォーターフロントの開発で立ち入り禁止区域が拡大して、釣り場が減少したこと
・地球温暖化で、これまで釣れていた種類の魚が釣れなくなった
・温暖化とヒートアイランド現象などで真夏の日中の釣りは熱中症になる危険度が高くなった
・マジで魚が釣れなくなった!?
・・・・などなど。

その結果、限られた釣り場での過当競争が激しくなり、立ち入り禁止区域に入って釣りをする人もいたり、釣りそのものを辞めた方もたくさんいるのです。

20~30年前は、どこの防波堤や埠頭も朝から夜まで年金ぐらいのご年配の方がたくさんおられたのですが、人生100年時代と言われる昨今は、年金だけでは生活が苦しく、年老いても働かざるを得なくなり、悲しいことに、70歳を過ぎても釣りばかりしているような状況ではなくなったとも云えます。

昔は、釣りはお年寄りがするものみたいなところがあったが、昨今の釣りはお年寄りには時間的も金銭的にもハードルが高くなったし、「魚が釣れなくなった!」とぼやくご年配の方が多いのです。

夕方からの半夜釣りのメリット

夕方からの半夜釣りのメリットを挙げますと以下のようになります。

・ビギナーでも大物が釣れる確率が高い。
・ビギナーでも数釣りができる確率が高い。
・安近短の釣りが可能である。

大物が釣れたり、数が釣れることで、練習になりますし、釣りの腕前も上達します。

魚が釣れてこそ、より多く釣るためにはどうするか?もっと大きな魚を釣るためにはどうするか?を考えることが身に付きます。

釣りは多くのことを経験しなければ、腕前が上達しませんが、夕方からの半夜釣りは、その機会に巡り合えるチャンスが多いと感じます。

夕方からの半夜釣りのデメリット

夕方からの半夜釣りはメリットだけではなく、デメリットももちろんあります。

・短時間勝負なので、釣り場の選定や釣る魚を間違うとボウズを食らうこともある。
・LEDEライトがあるとは言え、暗闇の中で仕掛けを作ることは昼間に比べると大変。
・釣り場の形状などを熟知していないと危険。
・暗闇の中で魚が釣れても視覚的な興奮度・満足度が低い。

釣り場を間違えるとシマハゼしか釣れなかったりもします。

それでもやはり夕方からの半夜釣りがおすすめ!

物事には必ずメリット・デメリットがあります。

1990年以前は、日中に虫エサで防波堤の際で置き竿をしていれば、春先や秋口は25センチ程度のアイナメが適当に釣れていたし、冬場は同じようにしてカレイが結構釣れていました。

GW前後はエサ巻きスッテにキビナゴを付けて沈めていれば、コウイカは誰でもが簡単に釣れていました。

そんな30年ぐらい前からすると、クロダイもシーバスもメバルもカサゴもハゼまでもが随分と少なくなったような気がします。

決して昔を美化するのではないのですが、立ち入り禁止区域に入れずに、すべての魚種が少なくなったし、釣り方も難しくなったような気がします。

だから「夜釣りの効果」がますます意味を持つようになってきたように感じるのです。

日中にはまるで釣れない釣り場でも、夜になると驚くような大物釣れたりする釣り場もあるのです。

特にビギナーにとって「夜釣り」は、いろいろな意味で勉強にもなるし、良い意味での「修行」にもなるはずだと思うのです。

数稽古が出来なければ修行にはなりませんし、大物が釣れなければドラッグから糸を出す方法ややり取りなど覚えようがないのです。

但し、暗い中で釣りをするというのは、日中と比べるとまるで違った感覚になりますし、仕掛けを作るのも数倍面倒くさいのが事実です。

数も釣れるし、大物とも出会えますが、良いことばかりでもないのが「夜釣り」でもあり、経験を積んでミスを極力少なくすれば、初心者でもベテランにも負けないぐらいの釣果を上げることが出来るのも「夜釣り」でもあるのです。

なぜ夕方からの半夜釣りがよいかと申しますと、明るいうちに釣り場の状況確認ができることと仕掛けを明るいうちに作ったほうがラクだからです。

釣りは危険が伴うこともありますし、夜釣りはなおさらです。

安全とマナーを守って夕方からの半夜釣りを楽しんでいただければ!と思います。

夜釣りに大活躍のポータブル電源も参考にしてください。

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