夏場の真昼間の沖の防波堤に渡るときに忘れてはならないモノがあります。
夏場の真昼間の沖の防波堤は、マジで50~60度以上になることも珍しくなく、裸足で歩くだけで足の裏がヤケドしそうになるほど熱いのです。
そのような場所では、Tシャツ、短パン、サンダル、釣り用のキャップに、メッシュのベストなどと言うような格好はおススメではありません。
1時間程度ならまだしも、5時間以上釣る際は、魚を狙う前に釣り人が熱中症でノックダウンします。
絶対に忘れてはいけないのは、タックルやタモやエサもさることながら、
・氷が入ったクーラー
・麦わら帽子
・サングラス(偏光グラス)
・首巻タオルあるいは首の日焼け止め
・長袖のシャツ
・携帯電話
・・・・などなど。
ペットボトルに水を入れて凍らせると、氷代わりにもなり水も飲めますが、本当に飲みたいときには飲めないことが多く、やはり飲料水は別に氷の入ったクーラーに持参するほうが良いと思います。
帽子は釣り用のキャップがカッコイイのですが、私は耳が日焼けして、耳の形に皮が剥けたことがあります。
バンダナを頭に巻くと、妙な日焼けの仕方をして、額に明暗が付いたりします。
以来、つばの広い麦わら帽子を被るようになりました。
また、サングラス(偏光グラス)をしていないと、目が本当に焼けて視界が霞んできます。
帽子を被っていても、海面の照り返しで目を傷めます。
首筋は絶対に日焼けしないようにタオルを巻くか、専用のモノを使って保護しましょう!
首筋が日焼けすると、熱中症まっしぐらですし、すぐに疲れて釣りに集中できなくなります。
本当に日差しが強くて、クソ暑い日にはTシャツで釣りに行くのも考えものです。
腕が日焼けして、風呂に入ると痛くなります。
出来れば長袖の通風性のよいシャツを着たほうが良いと思います。
更に、携帯電話は必携です。
渡船の台帳に名前を記入して、帰る時間を書き込んでいても、迎えの船が来ないこともあるのです。
携帯電話が普及していない頃ですが、船長が勘違いして、半夜で2~3時間釣るつもりで沖の防波堤に渡した釣り人のことを忘れて、迎えに来たのが翌朝だったという笑えない話もあるんです。
エサもなく、飲料水や食料もない沖の防波堤で一晩過ごした挙句に、翌日が勤務だったら最低です。
相当温厚な性格の方でも、怒り心頭になるはずです。
気が短い釣り人だったら・・・と、考えるだけで身の気がよだつお話です。
沖の防波堤によっては、全く日陰の出来ない防波堤もありますから、このようなときは夕マズメぐらいから夜の9時ぐらいまでを釣る半夜釣りがおススメです。
真夏の炎天下に「灼熱地獄のような沖の防波堤」に渡ることは、それなりの覚悟と準備が必要です。
若い頃にかなりの日焼けをして以来、私は曇天や雨天以外に、日中は沖の防波堤に渡らなくなりました。
更に、雨天の時に沖の防波堤に渡り、雷鳴はもちろん、稲妻と稲光に悩まされ、恐ろしくて釣竿なんか握ってられない経験をしました。
でも、どこにも隠れられないのです。(涙)
沖の防波堤に渡るときは、くれぐれも天候に要注意です。
すぐには帰れませんし、どこにも逃げ場がありません。
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