ロックフィッシュといえば、釣り物が少ない早春の頃に、
近くのテトラの穴からメバルやカサゴ、アイナメなどを釣ることを想像される釣り人が多いと思います。
釣り物が少ないので、2~4月ぐらいにかけてが穴釣りのことが話題にもなります。
ところが、近郊の防波堤や埠頭などで、クロダイやシーバスが釣れ始めたり、
アオリイカが釣れ始めたりしますと、多くの釣り人はチマチマした穴釣りにそっぽを向いて、
他の釣りを始めますね。^^;
これまでの記事にも多く書きましたが、穴釣りは足腰が疲れるし、危険です。
更に、夏場にかけて穴釣りをする人が激減する理由があります。
何だかお分かりでしょうか?
この方々が穴の中に、我がもの顔でたむろしているからです。
他にも、ペンダントサイズのカワハギや、
ハリまで必ず飲み込んで、始末に終えないギンポや、
ワケの分らないハゼの仲間だとかがいたりします。
つまり、水温上昇でテトラや岩場はエサ取りのワンダーランドと化してしまい、
虫エサやオキアミなどは瞬時で無くなります。(涙)
根掛かり続発&エサ取りの包囲網で、
テトラに座り込んで、絶望感をたっぷりと味わうハメになります。
太陽に向って吠えるのではなく、海に向って吠えたくなります。
なので、多くの釣り人は夏場に穴釣りを真剣にすることは稀です。
ところが、これから夏にかけてが、
実は大型のロックフィッシュを釣ることができる確率が高い時期です。
私のホームグランドでも、以下のような大型のロックフィッシュが
過去に釣れています。
幼魚とは言え、50センチクラスも防波堤から狙えるクエ。
とてつもなく大型がいるといわれるマハタ。
60センチオーバーはほとんど聞いたことがない高級魚のアコウ。
50センチオーバーもいるといわれるベッコウソイ(タケノコメバル)。
魚種を定める、定めないに限らず、
年間を通してロックフィッシュをルアーで狙うルアーマンの功績もあり、
毎年のように憧れでもある大型のロックフィッシュの
習性や釣り方、好むエサ、釣れる時期、釣れる場所などが
徐々にですが、明らかになってきています。
私もこれまで、夏場には落とし込み釣りでマハタやアコウなどをかなり釣ってきましたが、
たいていは、大きくても35センチ程度ぐらいです。
船からアジゴをエサに泳がせ釣りをする際に釣れる50~60センチの大型ロックフィッシュは、近くの防波堤では「いないもの、釣れないもの」だという固定観念が数年前まであったのも事実です。^^;
ところが、春先はキス釣り、秋口にはクロダイ釣りで有名な良く行く防波堤で、
ビギナーがワームで56センチのアコウを釣っただとか言うニュースを聞きますと、俄然、気合が入ります。
さらに、全国レベルでは、
ハタの仲間や大型のソイ、大型のアイナメなどもターゲットになるはずです。
これから夏にかけて、
ソルトルアーの知識と、
船からの釣りの知識と、
エサ釣りの知識、
落とし込み釣りの知識を総動員して大型のロックフィッシュを獲る釣り方を考えてたいと思います。
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