釣り中毒患者は、真冬の防波堤釣りなどもろともせずにいろいろな釣り方にチャレンジするものです。^^;
色々と試した結果、冬の防波堤で釣れる魚は、私の経験上下記の魚でした。
・シーバス
・ハゼ
・メバル
・カサゴ
・サヨリ
・カレイ
・アイナメ
・ウミタナゴ
・ボラ
・コノシロ
・クロダイ
・メジナ
・ヒイカ
・・・等々。
もちろんこれらは日本全国ということであれば、かなり釣れる魚が違ってくることは考慮してください。
西日本におけるカレイとアイナメの激減
ですが、地球温暖化による海水温の上昇のせいで西日本ではかっては当たり前のように釣れていた魚が激減しています。
その代表格とも言えるのがカレイとアイナメです。
本当にレアな存在となり、10年前ぐらいに防波堤釣りを始めた方がこれまで一度もカレイやアイナメを釣ったこともないし、釣れた人の姿を見たこともないというようなことを耳にもいたします。
この記事を書いている私も、最近ではカレイは年に数枚、アイナメは年に数匹ぐらいしか釣っていません。^^;
本格的にカレイやアイナメを狙った釣りそのものをしていないのも一因ではありますが、本格的に狙っても釣れなくなったので狙わなくなったという「負の連鎖」が生じています。^^;
しかも、改正ソーラス条約のおかげで、カレイやアイナメが釣れていた1級ポイントはことごとく立ち入り禁止になって、釣りそのものを辞めた知人もいるのです。(涙)
確かにカレイやアイナメが少なくなったのは事実ですし、メバルなども激減しています。(これまた涙)
なので、冬の防波堤で釣れる魚種は、書店に並んでいる防波堤釣りの本の内容とは年々違ったものになってもいます。
従来の冬に釣れるはずの魚が釣れなくなっているのが現実です。^^;
ですが、悲しいことばかりではなく、意外な魚が真冬に釣れる・釣れたという情報も耳にするのです。
真冬の湾奥でキスが釣れただとか、クロダイが釣れただとか・・・。
要は、海は現在進行形で刻々と変化し続けていることを考えないといけないということなんです。
これまでの常識が通用しなくなったと言っても過言ではありません。
裏を返せば、これまでの非常識がオーソドックスになる可能性をも秘めているということです。
これを見極めるためには、やはり自分で冬の防波堤に立って釣るしかありません。
スマホやPCでの釣り情報をいくら見ても、釣り場に立って肌で感じるしかつかめない情報のほうが圧倒的に多いものです。
寒い中釣り場に行くのは楽しくもあり、つらくもあるのですが、この時期にしか釣れないような魚もいるんです。
ガンガン釣れるというわけではない季節ですが、これもまた季節感を感じる釣りの楽しみ方のひとつではないかと思うのです。
釣り具メーカーなどによる冬の釣りの新規開拓
釣りが細分化されていることは周知のとおりです。
人口が減り、所得が変わらずに消費税が上がるばかりの1990年からの日本では、確実に釣り人口が減っています。
コロナ禍でお手軽なアウトドアの遊びとして釣りが再認識されましたが、かっての2000万人ともいわれた釣り人口と比べると、3分の1程度です。
このような状況下でも、冬の防波堤を訪れる釣り人が少なくはありません。
釣り人に限らず、テスターの方たちも冬の防波堤で竿を出すようにもなり、その結果アオリイカは年間を通じてエギングで釣れることが今では常識になりました。
俗にいう冬イカのエギングです。
また、クロダイのへチ釣りも冬場でも場所次第ではできることが周知の事実として知られるようになりました。
さらには寒ビラメが冬の夜の防波堤から狙えるなどという情報も今日では珍しくなくなりました。
これまでは冬には釣れないのが当たり前みたいな魚たちが、案外釣れることが分かってきました。
今後もテスターの方やフロンティア精神あふれる釣り人のチャレンジで、新たな釣りの分野ができることを期待しています。
冬の防波堤は、とにかく防寒第一。
タックルや仕掛けやエサ云々という前に防寒をしっかりしなければ、寒さで釣りどころではありません。
こちらの釣りの防寒の売れ筋商品を参考にされてください。
コメント