地球温暖化による海水温の上昇で、近年冬場の釣りが20~30年前と比較すると、サッパリ釣れなくなりました。
・マキエを工夫してウキフカセをしてもウキは全く沈むことがない。
・投げ釣りをして竿先にスズを付けても、チリン!とも鳴らない。
・こうなりゃ最後の手段で、普段はあまり狙いたくない鮗(コノシロ)をサビキで狙っても、さっぱりアタリすらなし!
・海釣りがダメならば…と、ワカサギを狙いに行ったが釣れたのは、10匹以下!!(涙)
このような経験をされている方が多いのではないでしょうか?
西日本では、カレイやアイナメがほとんどいなくなり、狙って釣れるような状況ではなくなりました。
カレイ、アイナメの投げ釣りは、竿数を出して竿先にスズを付けて三脚に立てかけて、クルマの中から竿を見て待機するというクルマ横付けの釣り方が出来る場所での釣り方が出来るので、厳冬の時期でも手堅く魚と戯れることができる釣り方でした。
ところが、冬場の投げ釣りで何も釣れなくなり、多くの近場釣り師たちは、冬場はおとなしく自宅で他の趣味を見つけることが多くなったのではないでしょうか?
私の知り合いの釣り仲間も冬場は釣行回数が激減し、仲間内の釣り情報も激減するので、更に冬場の釣りに行かなくなります。
冬場に手堅く釣れる釣り方はないのかなぁ~?と真剣に思っている方は、安近短の釣りで手堅くロックフィッシュを釣る方法を書きますので、参考にされてください。
近くの防波堤や漁港で安近短の夜のロックフィッシュ狙い
冬場は、ボウズ覚悟で釣りには行っているものの、やはり釣れたほうが楽しいに決まっています。
どうにかしてボウズにならない釣りはないのか?と思う方も多いはずです。
なので、私の経験上、冬場にやるならこの釣り!と云うのが近年確立致しました。
それは、近くの防波堤や漁港で、安近短の夜のロックフィッシュ狙いです。
カサゴやメバルやタケノコメバル、ムラソイなどがメインです。
たまに、40センチぐらいの居着きのクロダイも釣れます。
「夜」のロックフィッシュ狙いでないと全く釣れません!
冬場に根魚狙いなんで定番だろう?などと思っている方は、「夜」という文言を見落とさないでください。
昼間に、近くの防波堤で穴釣りでカサゴやメバルやアイナメを狙うことは多くの釣り人がやります。
アイナメなどは幻的な存在ですし、昼間の穴釣りではカサゴやメバルはなかなか釣れません。
しかも、それで釣れるサイズは、たいていは小さくないですか?
人口が少ない都道府県のド田舎の防波堤ならばそれもアリですが、政令指定都市の付近の漁港や防波堤は人口が多く、ライバルも多いために、有名な釣り場では数も型も望めないのが実情です。
しかもテトラの穴釣り夢中になると、翌日は、歩けないほどの筋肉痛に見舞われます。
10センチ以下のカサゴやメバルなどがたまに釣れるぐらいで、コッパグロやクサフグやベラがメインで、しかも根掛かり多発でやってられません。
だからと申しまして、夜のテトラ型の穴釣りは危険極まります。
最悪命を失うこともある夜の穴釣りは危険すぎますので、私もやめましたし、おすすめはしません。
なので、真っ暗になった夜に、近くの防波堤で、短い時間で脈釣りやヘチ・落とし込み釣りをするのが、釣りモノが少ない冬の安近短で手堅い釣り方だと言えます。
有名な釣り場でも、冬に夜に脈釣りやヘチ・落とし込み釣りをする釣り人はあまりいません。
なので、たいていは美味しい思いをすることが出来るのです。
2時間程度で、カサゴやメバルがおかずにするには十分すぎるぐらい狙えます。
船釣りでもなかなか釣れない大きさのカサゴやメバルなどを、こっそりと釣ることが出来ます。
尺近いカサゴ、尺超えカサゴなども珍しくないのです!
冬の夜のロックフィッシュ狙いのタックル
私は、この安近短の冬の夜のロックフィッシュ狙いを、直近15年ほど毎年やっておりますので、タックルや仕掛けは自信があります。
2時間ぐらいで、手堅くこの程度は釣れます。
釣り船で10000円以上出さなくても、アオイソメ50グラムでも、これぐらい釣っても十分余るほどあります。
ハリスは2・5号から3号のフロロカーボンハリスを1メートルぐらいの長さにして、ガン玉は水深に合わせて6Bを基準にして探うようにしています。
安近短の冬の夜のロックフィッシュ狙いのロッド
ロックフィッシュ狙いがどんな竿でも良いみたいなことが書かれている本が多いですし、そのようなサイトも多いのですが、激戦区ではそのようなことは通用しません!(キッパリ!)
コンパクトロッドでも、シーバスロッドでも釣れるみたいなことが書かれていますが、確かに釣れないことはありませんが、釣果が全然違ってきます。
はっきり言いますと、私と同行する釣り仲間は、G社の6万円近くするヘチ竿や〇〇工房の4万円ぐらいのヘチ竿を使い、3万円前後のヘチリールを使いますが、私の方がたいていよく釣れます。
私が好んで使う繊細な穂先のロッドは、こちらのニッシンの落とし込み釣り用の竿です。
落とし込み釣り用の、3・6~4・2メートルのズーム竿と云うのは汎用性が抜群ですし、繊細な穂先にもかかわらず50センチオーバーのチヌや80センチオーバーのシーバスが掛かっても獲れるロッドでもあるのです。
冬場の渋いカサゴやメバルのアタリが竿先にビンビン・・伝わりますし、夜はそういう竿でないと釣れる魚も釣れません。
安近短の冬の夜のロックフィッシュ狙いのリール
リールは、冬場のロックフィッシュ狙いの夜釣りでは、ヘチリールはおすすめしません。
ドラッグが付いている落とし込み釣り用の太鼓リールもイマイチです。
私がお薦めするのは、こちらの小型の両軸リールです。
替えスプールが付いており、20年ぐらいは平気て使いこめます。
ダイワのチヌジャッカーも、非常に使い勝手の良い小型両軸リールです。
ヘチリールなどの太鼓リールなどよりも、小型両軸リールの方がライントラブルが少なく、指先がかじかんでいても使い易いので、おすすめです。
安近短の冬の夜のロックフィッシュ狙いのライン
小型両軸ロールに巻くラインは、PEラインではありません。
PEラインは、Uガイドの落とし込み釣り用の竿には使ってはいけません。
夜ですので、クロダイ用の色分けしたようなラインも不要です。
私は、3号の視認性に優れたホワイトのナイロンラインを10年以上使っています。
私が使っているのはこちらの【LINE SYSTEM/システム】 磯・波止special ホワイト 300m 3.0号 L-0030-Eです。
高価なラインではないので、1度に巻くのは30メートルぐらいとして、毎年ライン交換したほうがトラブルが少ないようです。
安近短の冬の夜のロックフィッシュ狙いのハリスとハリ
私はクロダイ狙いの時もシーバス狙いの時も、ハリスはこちらのジョイナーボスメントを使うことがほとんどです。
夜のロックフィッシュ狙いでは、最低2・5号ぐらいを使って下さい。
ハリスは3号でも構いませんし、3号でも夜はメバルもガンガン釣れます。
ハリはいろいろと試行錯誤した結果、今現在は丸セイゴ12号をよく使います。
根掛かりしたり、飲み込まれることが多いために、廉価品で十分ですし、色も銀色やクロがありますが、色はこだわる必要もないと思います。
おすすめはこちら。
メバルバリの10号ぐらいも使い易いのですが、尺越えのカサゴやタケノコメバルに折られたことがあるのと、ハリスを結ぶチモトが小さくて2・5号の~3・0号のハリスがすっぽ抜けることが多々あるので、使わないようになり丸セイゴ12号をよく使います。
他にチヌバリの4号や渓流バリの10号ぐらいもたまに使います。
安近短の冬の夜のロックフィッシュ狙いの餌
冬の夜のロックフィッシュ狙いのエサは、アオイソメ一択です。
太めのアオイソメが選べるお店で、太めのアオイソメを購入しましょう。
寒さが厳しいときの釣りですから、エサ取りもいませんので、50グラムもあれば十分です。
安近短の冬の夜のロックフィッシュ狙いのまとめ
今回の記事では釣りモノが少ない冬の釣りで、ボウズになる確率が少ない夜のロックフィッシュ狙いをご紹介しました。
他の釣り方よりも断然釣れます。
私がこの釣りをし始めたのが、カレイやアイナメが投げ釣りで釣れなくなったためです。
冬の夜のクソ寒い中竿を出すのに躊躇する方もおれるはずですが、慣れるとどうということもありません。
釣れない釣りをやるよりも、短時間で効率の良い釣りができると思います。
もちろんですが、防寒対策はバッチリしておくべきです。
夕マズメではほとんど釣れずに、完全に真っ暗になってから釣れ始めますし、下げ潮よりも上げ潮の方が釣れる確率が高いです。
水深が7~8メートルぐらいあり、壁に穴やスリットがいくつもあるような釣り場では、下げ潮の時も良く釣れます。
今回紹介した釣り方をぜひお試しください。
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