夏休みシーズンのファミリーフィッシングの代表格といえば、サビキ釣りによるアジゴなどを狙う釣り方です。
ファミリーフィッシングの楽しみ方は十人十色なんですが、正直申し上げますと、釣るよりも「釣った後」のほうが大変です。
アジゴを100匹釣るのは難しくありませんが、帰宅後に100匹捌くのは茨の道です。(涙)
それと同じようにハゼは「その気」になれば、束釣り=100匹釣ることはそれほど難しくありません。
「俺は投げ釣りや、チョイ投げで20~30匹しか釣ったことがないぞ!!」と言う方もおられると思いますが、普通はこれぐらいの釣果のはずです。
「100匹釣るんだったら、投げ竿を5本も6本も出すんだろう!!」と思う方もおられるかもしれませんが、竿は1本で十分です。(笑)
一番重要なことは「釣り場」です。
これがすべてと言っても良いぐらい「釣り場」が重要です。
釣り場選びで釣果が決まる!!!と言っても過言ではありません。
私のこれまでの●十年に及ぶ経験則から「選ぶべき束釣りのハゼ釣り場の絶対条件」を申し上げますと、
・河口付近であること
・潮の流れが淀んでいること(塞がれているところ)
・干潮時にも1・5メートル以上の水深がありところどころに障害物があるところ
・排水口が近くにあるところ
・・・更に極めつけは、釣り人がほとんど竿を出さないようなポイントであること。
読者の方にイメージして欲しい。
あなたが良く行く釣り場やその付近にこのような条件の釣り場がないか??と。
私がマジでハゼを狙う釣り場は上記の条件を満たすポイントで、尚且つ絶対的に上げ潮狙いの時のほうが食いが良いところでもある。
エサはアオイソメで十分と言うよりも、アオイソメが良い。
モノの本にはゴカイだとか、イシゴカイ、砂ゴカイ・・などが解説されているパターンが多いが、食いが良くても1回1回エサを付け替えずに済む点では、太目のアオイソメが有利。
飲み込んだアオイソメを丁寧に引っ張り出せば、1匹のアオイソメで10匹ぐらいのハゼが狙える。^^;
仕掛けだが、その前にタックルはクロダイの落とし込み用の竿がおススメ。
出来れば、汎用性の高い3・6~4・2メートルのズームのこちらがおススメ。
ニッシンの竿は軽くて、軟らかくて、コスパに優れていて、私の愛用のブランドの一つでもある。
数倍するようなブランドの竿でなくてOK!!
この竿だと、クロダイもスズキもメバルも、アイナメやカサゴも難なく狙える。と、言うより楽しめる。^^;
リールは操作性に優れて軽くて、巻きグセがつかないような両軸リールや落とし込みリールがおススメ。
前打ちをするとき以外は、ハゼ釣りではイトを出すことなどほとんどない。
なので、価格もお手頃なこのようなリールであれば、クロダイ釣りの練習にもなる。
アオイソメの長さは3センチ程度とし、何度も使いまわすことで、手返しを早くするのが釣果UPのコツ。
ハリを飲み込まれたら、親指と人差し指をエラに差し込んでハリスを引っ張れば、たいていは仕掛けを失うこともない。
1時間で50匹ぐらい釣れれば、まずは及第点。(ムキに釣ることもありません!)
欲張って、エダスを出すよりも、1本バリで手返しをいかに早くするかを考えたほうが数が伸びると思います。
もちろん、「そこまでガツガツしなくても、のんびり釣りたい!!」と言う方もおられると思います。
そういう方は何の変哲もない河口で、適当に釣ることをおススメします。^^;
数を釣るだけが釣りでもありません。
大物を釣るだけが釣りでもありません。
秋空の下で自然を満喫しながら1匹1匹のハゼを堪能するするのも、「釣りの愉しみ方」です。
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