防波堤付近のゴロタ浜での探り釣りは、防波堤からの穴釣りや障害物周りの探り釣り同様避けて通れないのが「根掛かり」です。
根掛かり多発地帯と言うよりもあえて「根がかりがするポイント」を狙うわけですから、根掛かりして仕掛けがぶち切れることでイチイチ腹を立てたり、戦意喪失になるようでは、ゴロタ浜は狙えません。^^;
実際に根掛かりが大好きな釣り人なんていませんし、仕掛けを失うことが好きな釣り人もいません。
夏場や秋口ならイザ知らず、冬場の手がかじかむ時に仕掛けを修復することが好きな釣り人はまずいませんから、釣りが好きな方の99%以上の確率で、冬場に防波堤付近のゴロタ浜でウェーダを履いて探り釣りをする釣り人はまずいません。
特に、冬場の夕マズメから夜のゴロタ浜の釣りに関しては、今までの経験上私以外の釣り人に遭遇したことがありません。
これをどう捉えるかはあなた次第です。^^;
そんなアホな釣りをするか!!と思われるかもしれませんが、慣れるとあたり一面ポイントだらけですから、場荒れした防波堤のポイントよりも圧倒的に魚影が濃いと言っても過言ではありません。
釣り人がいないから辞めておこう!!と言う人もいれば、誰もいないから青空天上だ!!と狂喜する釣り人も極々稀にいると言うことです。
さて、タックルなんですが、『ポイントに応じたタックル』が必要となります。
・大きな岩がゴロゴロして遠浅な場所
・大きな岩がゴロゴロしていてかけ上がりになっている場所
・大きな岩がゴロゴロしていて5メートル先ぐらいから急に深くなっているようなポイント
・比較的小さな岩がゴロゴロして遠浅な場所
・比較的小さな岩がゴロゴロしていてかけ上がりになっている場所
・比較的小さな岩がゴロゴロしていて5メートル先ぐらいから急に深くなっているようなポイント
・・・・などなど、場所によっては千差万別で多種多様な形状をしています。
しかも、そのような場所に潜んでいる魚も季節によって多種多様なのです。
また、GW後から晩秋にかけての日中の釣りでは、クサフグやベラ、アナハゼ、ギンポ、得体の知れぬハゼの仲間・・・、など歓迎すべからざる魚が多いのも特徴で、防波堤からの穴釣り同様カサゴやメバル、アイナメ、アコウなどが潜むポイントを探して回らねばなりません。
ポイントを入念に探して回るのが面倒な方には向いていません。
例えが悪いかもしれませんが、イワナ・ヤマメ狙いの渓流釣りでピンポイントを狙っても、アブラハヤだとかウグイなどにエサを横取りされることは多々ありますが、それを回避することができないように、探り釣りにおいては本命以外の魚の方がよく釣れることはある程度覚悟しておかねばなりません。
但しそれを回避する方法はあります。
タックルから話が逸れましたが、探り釣りでオールラウンドに使えるタックルは、残念ながら私の経験上ありません。
お手持ちのメバリングタックルでも通用するポイントもあれば、全く歯が立たないポイントもあります。
私はかなり多くのタックルをポイントの特性に応じて使い分けています。
クロダイの落とし込み釣り用の3・5~4・0mのロッドがあれば、7~8割はカバーできます。
残りの2~3割は、2・7メートルぐらいの短い竿、あるいは、市販されている中では最も長い7・2mの落とし込み釣り用のロッドでカバーします。
2・7メートルぐらいの竿は、落とし込み釣りの竿とメバリングロッドを使い分けます。
7・2mの落とし込み釣りの竿はリアルに釣具店で販売されていることはほとんどありませんし、私以外に実際に使っている釣り人を見たこともありません。
また、これらのロッドに取り付けるリールもケースバイケースです。
落とし込み釣り用の両軸リールやチヌ専用リールやフライリールでも良いポイントもあれば、2000番程度のスピニングリールが良いポイントもあります。
ロッドとリールをどのように組み合わせるかは、経験値によって左右されると思いますので、一概には申せません。
防波堤でもその構造が多種多様であリ、深さや形状、捨石の多さや潮の速さなどタックルを使い分けねばならないのと同じです。
また、当然ですが、何度か通って凡そ釣れる魚が分かれば、メバル竿を使って手返しよく効率的に釣る釣り方もあります。
メバル専用の長竿は、結構使い道が多いので、防波堤からの釣りでも大活躍します。
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