防波堤からクエを釣ろうと思えば、1にも2にもクエがいそうな、いやクエがいる釣り場を探すことがまずは一番大切なポイントです。
このことについては、どんな種類の魚もそうなんですが、いないところでいくら粘っても釣れません。
高価な道具も、数々の戦歴がある腕前も魚がいなければ、何の役にも立ちません。
クエが釣れる可能性がある防波堤
では、どのような防波堤が良いのか?と云うことなのですが、条件がかなり限られていて、海底に大きな岩がゴロゴロしているようなところは別として、黒鯛を落とし込み釣りで狙いやすいような海底までストンとした垂直な壁面構造の防波堤には、まずいないと思って良いと思います。
ズバリ、魚体の大きなクエが隠れられるような穴ポコがある、大きなテトラが入った防波堤が本命ポイントとなります。
但し、三陸沖地震以降全国的に防災意識が高まり、とてつもなく大きなテトラが追加された防波堤もあるのですが、そんなところはいくらクエがいても、命がいくつあっても足りません。
なので、私が勧めるクエ釣りポイントとなる防波堤は、このようなタイプのテトラが入っている場所です。
1 防波堤にテトラとテトラの切れ目があるところ
2 丸いテトラではなく、角ばってフラットな形状のテトラが入っているところ
もちろんですが、こういう大きなテトラが入っている防波堤は外洋に面しているはずです。
大きな湾の湾奥などでは、ほとんどいない魚です。
(※ ごくまれに30センチ程度のクエの子は釣れることもある!)
潮の当たり具合によるクエが棲む条件
さらに付け加えるのであれば、その時々の潮の流れによって違うのですが、潮が真っ向から当たる潮表のポイントよりも、どちらかと云うとベイトフィッシュが溜まるような潮下の淀みのようなポイントを見つけることが大きなカギとなります。
クエが労せずしてベイトフィッシュを捕食しやすいようなピンポイントを探すことが防波堤からクエを釣る最大の秘訣となります。
だからと言って、足場が悪いところは、いくら条件が良くても竿を出すのは考えものです。
大きなテトラは一歩間違えますと、命を落とす危険性があります。
滑って骨折したり、歯を折ったりしては、釣りどころではなくなります。
クエもベイトフィッシュを捕食しやすい場所で待ち構えるように、釣り人もまたクエを獲りやすいピンポイントを探すことが必要になります。
クエが釣れる防波堤の条件
クエが釣れる防波堤の条件は、大きなクエが身を隠すことができるぐらいの穴が空いているテトラが積まれていること。
更にそのような防波堤は、外洋に面しており波も荒くテトラに上がって竿を出すことは非常に危険。
また、潮が正面から当たるポイントよりも、ベイトフィッシュが溜まりって、クエが小魚を捕食しやすいポイントを探すことが大切です。
これさえハズさなければ、高級魚のクエを仕留めることができる確率がグンと上がります。
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