このサイトを見て下さっている方は、釣りが好きな方が多いと思います。
釣りが好きな方でも、アナゴ釣りはしたことがないだとか、そもそも長物のうなぎやアナゴは釣りたくないという方もいます。
そのような方のために、この記事ではアナゴと云う魚そのものの魅力とアナゴ釣りの魅力に触れたいと思います。
知られざるアナゴの栄養価
アナゴとよく比較されるのがウナギです。
ウナギは、平賀源内が江戸時代に土用の丑の日に食べると精が付くとの触れ込みで、今日でも食べられています。
ところが、アナゴの方は人気がイマイチです。
それはウナギほど高価ではないことと、アナゴ料理そのものに人気があまりないことが要因だと思います。
しかし見直していただきたいのがアナゴの栄養価。
② 脂質はうなぎの半分以下!
③ カロリーはうなぎの約4割低め!
④ ビタミン類はうなぎの方が豊富。
⑤ ミネラル類はうなぎとほぼ互角!
アナゴを食べることで、新陳代謝の促進や疲労回復に役立ちます。
ビタミン類もウナギよりは少ないものの、魚介類の中ではトップクラスです。
アナゴがよく釣れる季節と旬
アナゴがよく釣れる時期は5月から12月ぐらいですが、もちろん1月から4月でも釣れないことはありません。
ムラはありますし、厳冬期は厳しいですが、通年釣れるのがアナゴです。
基本的に、アナゴの旬は6月~8月と云う方が多いようですが、夏場のアナゴは脂が少なく、煮物やてんぷらに向いています。
冬場のアナゴは脂が乗っているので、かば焼きなどが美味しいです。
案外知られていないアナゴ料理
アナゴの料理と云えば、握り寿司とてんぷら、アナゴ丼が一般的です。
ここぐらいまでは一般的に知られています。
ウナギ同様に血に毒があるとされているアナゴですが、刺身は絶品です。
鍋物もいろいろあります。
アナゴのしゃぶしゃぶ。
アナゴの卵とじ鍋。
アナゴを入れた寄せ鍋。
アナゴをコース料理にしているような旅館やホテルに行ってみるも一興で、こんなアナゴの料理法があるのか?と驚かされます。
アナゴ釣りの魅力
アナゴを夜釣りで狙うのは夏場から秋口が多いのですが、ご存じの方もおられるように、晩秋や真冬、あるいは早春の頃なども案外釣れます。
私の経験ですが、桜の花が咲くころの夜釣りでコーヒー缶ぐらいの太さの大物のアナゴが次々に連れた記憶があります。
クロアナゴではなく、正真正銘のマアナゴです。
エサは、サンマの切り身だとかサバの切り身ではなく、太めのアオイソメでです。
どうして驚くほどデカいマアナゴが釣れるのかと云いますと、最大の原因は次のことです。
私が住んでいる地域では、夜の投げ釣りでマアナゴを狙う釣り人がほとんどいないからです。
そんなことをしなくても、スズキ、チヌ、カサゴ、メバルなどが、ウキ釣りやヘチ釣りで適当に釣れますし、天然ウナギが釣れる場所も多くの方は知ってはいても釣りにはいきません。
俗に長物と呼ばれるアナゴやウナギは、捌くのも慣れていませんし、味付けも難しく感じるために、好き好んで釣る方はマニアックな釣り人ぐらいしかいません。
つまり、アナゴ釣り自体がマニアックで、人気がないのです。
それが証拠に、私が三脚を立てて投げ竿を数本立てて、竿先にスズを付けて待っていると、釣り人がやってきては、「何を狙っているんですか?」と尋ねるので、「アナゴです!」と答えると、何も聞かなかったような素振りで、無言でその場を去っていく方がほとんどです。(爆)
もはや、アナゴの大きさなど・・・、まるで興味もない!と云った感じなのです。 ^^;
私はたまたまですが、知り合いに鮮魚店を営んでいる方が何名かいますので、その方たちに捌いてもらえるから釣りに行くのです。
自分で捌くだとか、妻に捌いてもらうとなれば、おそらくアナゴには興味を持たなかったと思います。
なので、ある意味四季を通じて「ライバル不在の青空天井の釣り」をしているということでもあるのです。
1~2匹分をさばいていただき、残りを鮮魚店に差し上げています。
アナゴ釣りは特にテクニックもいらずに、通年楽しめますので、夏は納涼を兼ねて楽しめますし、釣り物が少ない冬も楽しめます。
それに、必然的にかば焼き以外のアナゴ料理に詳しくなります。
通年簡単に釣れることと、アナゴ料理に詳しくなるのがアナゴ釣りの魅力ではないでしょうか?
最後に
アナゴと云う魚の魅力とアナゴ釣りの魅力がお分かりいただけたでしょうか?
アナゴ自体の相場は、ウナギの2分の1から3分の1ぐらいが多いもので、あまり興味を持たれないことが多いのですが、手を掛けたアナゴは非常に美味しくて、病みつきになります。
楽天市場にもアナゴが販売されていますので、興味のある方は参考にしてください。
⇒楽天市場で高評価のアナゴ料理
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